2008年2月3日日曜日

光触媒、産業界では?

「抗菌」「空気浄化」「水質浄化」「汚れ防止」の4拍子揃った酸化チタン光触媒作用は今から30年前に元東大教授の藤島昭・神奈川科学技術アカデミー理事長が発見した日本独自の技術です。
これまで、実用化に向けた研究開発が産学協同で続けられてきました。
その結果、最近は、身近な生活空間でも製品化が進んでいます。

TOTOは、94年からビル外装用タイルに光触媒の溶液を焼き付けた製品を販売。
現在全国約4500棟にのぼるオフィスビル、マンションの外壁に使われています。
(あいよコーポレーションのように後付け塗布施工も入れれば相当な数に上る)
単に「きれい」だけが売りではありません。

 

TOTOの試算によると、光触媒タイルの汚れ防止効果で、外壁洗浄にかかるメンテナンス費が、築後20年間で従来のタイルに比べ2150万円も節約できるといいます。

「従来のタイルより建築後のコストは5~10%高くなるが、施工方法は同じなので、ビルのオーナーの意識が変われば更に需要が広がるでしょう。」と見込んでいます。

トヨタ自動車などの自動車メーカーは、光触媒をコーティングしたドアミラーの標準装備をしています。
これで、雨天時に付着する水滴でミラーが見えにくくなる事がなくなります。

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